急発展する分子ロボット市場の成長ドライバー
株式会社分子ロボット総合研究所
DNAやタンパク質などの生体分子でつくられた人工物”分子ロボット”の設計、製造、応用、倫理に関するコンサルティング。最近では、VRシミュレーション、VR共創環境の研究開発にも注力。
https://molecular-robotics.co.jp/jp/
分子レベルの人工物
分子そのものの性質を設計し、その物質が自己集合によってプログラム通りに組み上がり、ナノスケールの分解能をもつ人工物がつくられることが現実になっています。
分子ロボットはここ10年で急速に発展した研究領域。2031年には世界で約886億円もの市場が創出されるとされています(「Molecular Robots Market」Kenneth Research, 2022年2月)。急発展する分子ロボット市場でのKey Playerの1社が株式会社分子ロボット総合研究所です。
急拡大する市場で日本の研究機関と企業のプレゼンス確保を目的として、コンサルティング提供による市場参入と競争優位性の確立、研究力の向上を目指しています。
パートナーをプロジェクトに巻き込むには
株式会社分子ロボット総合研究所の基礎研究力とその成果は高く評価されており、これからは市場地位を確保しようというステージにあります。そこで、多くの企業や研究者と連携(共同研究、共同開発、資本提携など)したいとの意向があり、当財団もそのプロセスの一部をともに検討させていただきました。
その一方策として、当財団の主催するオンラインピッチイベントに登壇。ピッチの前には、Pitch Deckの内容を一緒に検討し、聴衆に伝わりやすいものへとブラッシュアップを支援させていただきました。また、ピッチイベントではピッチとQ&Aセッションがスムーズに進むよう、協力しながら運営。
その甲斐あってか、複数の企業が連携に興味を示し、株式会社分子ロボット総合研究所との協業による市場参入へ大きな後押をすることができました。
スタートアップとともに歩む支援
急速に立ち上がろうとしている市場で戦うスタートアップには多くの仲間が必要です。スタートアップ、研究機関、大企業、金融機関、行政、支援機関などが一体となって市場で勝ち抜いていかなければならない時がやってきます。
当財団では、スタートアップが公平な競争を通じて市場地位を確立できるよう、パートナリングを通じた体制づくりもサポートさせていただきます。
今後も、急発展する分子ロボット市場において、株式会社分子ロボット総合研究所が価値を提供し続けられるよう、スタートアップがスケールできるよう、サポートを続けます。