ハンズオン支援

グローバルで競争できるAI創薬支援スタートアップを目指して

株式会社biomy

AIなどのデジタル技術により創薬支援を行う。ビッグデータに基づく創薬ターゲットの発見・薬剤の効果予測、デジタル治療技術の研究開発をすすめる。
https://www.biomy-tech.com/

 

AIの力でより適した薬剤の投与を

病理画像AI診断技術で、患者特性に合わせて、より適した医薬品を開発しようと挑戦を続けているのが株式会社biomyです。
病理検査では、顕微鏡を用いて組織を観察する形態学的検査や、組織を免疫染色して腫瘍中のタンパク質の種類や分布を調べる検査などが行われます。この病理検査にAIの力を活用し、得られる結果を医薬品開発に反映しようという試みです。
病理検査にAIを活かす研究を続けながら、医薬品研究開発を進めるには莫大な研究開発資金を必要とします。株式会社biomyはそのために資金調達活動に邁進します。
医薬品開発のフィールドはグローバルであるため、日本だけでなくアメリカの投資家からも資金調達できるようなロバストなビジネスモデル構築とpitch deck作成を必要としていました。

 

米国サンディエゴのアクセラレーションプログラムへの参加

2021年、株式会社biomyは、横浜市が米国サンディエゴのアクセラレーターCONNECTと連携して提供するアクセラレーションプログラム“The Springboard Program in Yokohama”に参加します。当財団は、プログラムのすべての過程に伴走し、支援いたしました。
“The Springboard Program in Yokohama”は米国サンディエゴのメンターによるメンタリングを受けることのできるプログラムであり、製品に留まらないサイエンス、ビジネスモデル、競争優位性、特許、資金調達内容、チームなど、企業の在り方そのものについて深くディスカッションできる機会です。
サイエンティストやエンジニアにとってはビジネスサイドの検討を深めることを求められ、ビジネスマンにとってはサイエンスや科学的エビデンスの内容検討を求められる、ハードでありながらも鍛えられるプログラムです。
当財団では、メンターの指摘を株式会社biomyと一緒に解釈したり、「相手に伝えたいことはどういうことなんだ」と議論を重ねることで、経営チームの思考を深めることをサポートいたしました。
株式会社biomyはプログラム実施後も国内外の投資家と資金調達に関する交渉を続けるなど、メンターおよび当財団との「壁打ち」をいまに活かしています。

 

サイエンスとビジネスの往復運動

ライフサイエンス分野のスタートアップは深いサイエンスとビジネスの往復運動が必要です。多くのスタートアップはサイエンティストとビジネスマンをマネジメントチームに揃えることになりますが、そう簡単ではありません。

チームの力を最大限に発揮するために、当財団では、あたかもチームの一員になったかのように真剣に「壁打ち」相手になります。強みはなにか、競争相手をどう認識するか、調達した資金の使途、ビジネスモデル、収益予測、チームづくりなど、構想が漠然としている状態から問題を特定することを助け、問題解決まで導くことを続けてきました。

今後も、スタートアップやサイエンティストの「壁打ち」相手として貢献します。