生物の不思議と科学する
楽しさを知る
世界に先駆けてゲノムの概念を確立するなど、遺伝学・進化学の研究で数々の業績を残した木原均博士が、生前、こどもたちの科学の芽を育むことに努めたことから、その生誕100年を記念して1992年に木原記念こども科学賞を制定しました。
生き物に直接触れて、丁寧に観察し、正確に記録し、そこから感じたことや驚いたことを、分かりやすく作品制作したこどもたちを表彰しています。急速にデジタル化が進み効率的・無機的な世の中に移行しているとも言われていますが、こうした時代だからこそ、こどもたちには、生物の不思議や科学する楽しさを知ってもらうとともに命の大切さを学ぶ機会となること、さらに将来は“科学する目”をもつ市民・県民に育ってもらうことを願って毎年実施しています。神奈川県内の小中学校に通うこどもたちからの作品応募をお待ちしています。
募集情報
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対象
神奈川県に所在する小学校に通う小学生
神奈川県に所在する中学校に通う中学生 -
授与する賞
最優秀賞、優秀賞、努力賞、参加賞など
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選考
有識者で組織する選考委員会にて選考のうえ決定します。
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スケジュール
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6月中旬応募要項公開
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7月〜9月応募受付期間
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10月選考
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11月選考結果通知
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12月表彰式
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1月頃応募作品返却
(学校単位での応募は
学校に返却)
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応募方法
6月中旬に公開予定の応募要項をご確認のうえご応募ください。応募要項はホームページに掲載するとともに神奈川県内の小中学校に送付いたします。
学校単位でも個人でも応募いただけます。
受賞作品集
毎年、多くのこども達から、生物への愛情があふれた作品を応募いただきます。受賞作品を作品集としてまとめましたので、作品制作時の参考にするとともに、こども達の「?」と「!」の過程を一緒にお楽しみください。
木原均博士の小さい実験
木原均博士は、生前、高価な器械や設備を用いない、堅苦しく考えずに具体的な観察や実験を行う“小さい実験”を楽しみました。教えられたことや本で読んだ知識で満足することなく、自分でものを直接見て、直接さわって、不思議に出合い、自然の事実をまず重くみることを大切にしてきました。
木原記念こども科学賞の表彰式においても、専門の先生を招いて “小さい実験” を実施しています。