公益財団法人木原記念
横浜生命科学振興財団
生命科学(ライフサイエンス)分野の研究と産業の振興を支援する非営利組織です。
世界に先駆けてゲノムの概念を確立し、遺伝・進化学の分野で世界的な業績を残した木原均博士を記念して設立されました。
木原均博士は、「生命に関するすべての分野を総動員して、人類生存の活路を見出そうとする総合芸術である」と生命科学を定義しています。
感染症の爆発的拡大、環境汚染や資源の枯渇など、いま人類が抱える未来への課題は、このまま成り行き任せでいくならば、やがて自滅を招きかねない深刻なものです。すべての生物が生を営む地球は、人類だけのものではなく、人類は他の生物無しで生きることができません。
医師が病気を予防したり治療するように、生命科学は地球の医師となって機能するよう、その未来を担うサイエンティストたちの研究を、未来を変えるスタートアップたちの事業を、多方面からサポートしています。
法人概要
- 名称
- 公益財団法人木原記念
横浜生命科学振興財団
- 英文表記
- KIHARA Memorial
Yokohama Foundation for the
Advancement of Life Sciences
- 住所
- 〒230-0045
神奈川県横浜市鶴見区末広町1-6
横浜バイオ産業センター
- 電話番号
- 045-502-4810
- 設立年月日
- 1985年3月12日
- 基本財産
- 約8億円
- 目的
-
学術交流及び学術奨励を行い、広く社会に生命科学研究の重要性を伝えるとともに、生命科学における大学や研究機関と産業界等との共同研究の組織化を推進し、その有機的連携を図ること及び自ら共同研究に参画して実施することをもって、神奈川県内の生命科学分野の振興とその応用による産業の活性化に寄与することを目的とする。
- 事業内容
-
- 生命科学に関する学術振興及び知識普及啓発
- 生命科学に関する
共同研究開発等の企画及び推進 - 生命科学の応用による
産業活性化の支援 - 生命科学に関する産業集積・
技術支援のための研究開発
施設の設置及び管理運営 - その他目的を達成するために
必要な事業
理事長挨拶
このたび、大野泰雄前理事長の後任として理事長に就任しました松尾泰樹でございます。理事長就任にあたり、ご挨拶を申し上げます。
木原記念横浜生命科学振興財団は、世界に先駆けてゲノム説を確立した木原均博士を記念して1985年3月に設立され、皆様方のご指導・ご支援をいただきながら、神奈川県唯一のライフサイエンスに関する公益財団法人として、生命科学に関する学術奨励・知識普及、そしてその応用による産業活性化に寄与することをミッションとしております。
これまで、木原均博士の業績を記念して設けられた学術賞に代表される学術奨励活動、こども科学賞などの各種知識普及と人材育成活動、国・神奈川県・横浜市等の行政、アカデミア、及び産業界、金融業界等とのネットワークをもとに、共同研究開発や産業活性化支援の事業に取り組んで参りました。
国においてもバイオ戦略の改定、スタートアップ・エコ拠点の整備など様々な取り組みが図られています。今後とも、生命科学と関連産業の振興を目指し、その結果が国民や市民の皆様、公の利益の増進に寄与するよう、職員一同心をひとつにして一層努力を重ねつつ精進する所存でございます。
2024年11月1日
理事長 松尾 泰樹